シベリウス - take a keen edge

初めて有料のmp3ダウンロードサービスを使いました。

シベリウスのヴァンスカ/ラハティの交響曲全集＋レミンカイネン、Vn協奏曲等　と、
ピアノ全集。

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これで1200円！安い！！

まずなにより第5番の初稿版が収録されています。
現行版が3楽章構成なのに対しこちらは4楽章構成で5分強長い。
第1楽章と第2楽章がくっついて現行版の第1楽章になってるみたいです。
内容は、殆ど違う曲と言えるくらい別モノで、確かにあんまり推敲されていな印象を受けます。

特に変わっているのは第4楽章で、あのラストはやっぱり本人も悩んだんだなーと思いました。
ここに関しては初稿版の方が解釈しやすい気もします。
現行版の最後は、僕にはまだ自然に受け入れることが出来ません。

それにしても、シンフォニーの初稿版を聴かれるというのは論文の草案を公開するようなものだと思うと
本人はかなり恥ずかしいだろうな！！

あとは全体的に、かなりレガートの効いた演奏になっています。
それと弱奏部が本当に静かで、でもテンションが上がるところでは一気に来るのでなかなかスリリング

ラハティSO、恥ずかしながら初めて聴きましたが上手ですね。
ホルンは低音吹きが充実していて気持ちが良い。
ただしトロンボーンの咆哮がバランス崩壊させることがしばしばあってちょっと残念。

こちらはiTunes storeで
ピアノ曲全集。悲しきワルツとかフィンランディアのピアノ版も入っている。全139曲！
で、2300円！！安い！！！

シベリウスのピアノ曲はyoutubeでちょっと聴いたことあるくらいで音源は持ってなかったんですが、
個人的にはドビュッシーなんか目じゃないくらい、いやそれはウソですが、本当に素晴らしいです。
（つまらない曲は本当につまらない……）
明るくてもどこか淋しげで冷たくて、もう最高です

演奏は、全体的にちょっとオシャレな感じになっちゃって、素朴さというか切なさが不足していますが
（特に「樅の木！」）、それでも素晴らしい。